21世紀の共産主義 2014 3 2
書名 ニューズウィーク日本版 2014 2.25
Newsweek February 25, 2014
今日は、ニューズウィークの「Perspectives」から引用しましょう。
「所得の平等? 平凡さの始まりだ」
(アメリカのニュージャージー州のクリスティー知事)
シカゴ経済クラブの討論会で、
知事は、「所得の平等を主張する民主党議員は、
アメリカの精神を見誤っている」と批判した。
(引用、以上)
「所得の平等」という言葉は、懐かしい言葉です。
今では、日本共産党ですら使わなくなったと思います。
現在は、「格差の是正」という言葉を使うかもしれません。
ましてや中国においては、
「所得の平等」という言葉は、死語に近いでしょう。
「そう言えば、昔、そういう言葉があった」と思うでしょう。
21世紀の共産主義は、アメリカが主導するかもしれません。
いや、20世紀の共産主義も、アメリカが築いたと言えるでしょう。
アメリカ共和党の上院議員だったジョセフ・マッカーシーは、
「共産中国はアメリカがつくった」という本を書きました。
共産主義の影の主役は、アメリカだったかもしれません。
それは、以下の「ベノナ」を参照してください。
「ベノナ」(ウィキペディアから引用)
1995年、ベノナ(ソ連暗号解読プロジェクト)が機密扱いをはずされ、
ソ連の暗号通信の内容が明らかになった結果、
ソ連のスパイ行為は、マッカーシーの見積もりよりも、
さらに大規模なものだったことが判明している。
ベノナは、特にソヴィエトのスパイに色々な方法で協力した、
合衆国の市民、移民、そして永住者を含む少なくとも349人の人々について言及している。
マッカーシーは、ベノナ秘密情報への接触はなく、
彼の情報は他の情報源からだと信じられている(FBIのフーヴァー長官からだという)。
ベノナは、マッカーシーにより調査された、
ある人物達が、事実、ソ連のスパイであることを明らかにしている。
たとえば、メリー・ジェイン・キーニーは、
マッカーシーにより単に「共産主義者」とされているが、
実際には、彼女も、その夫もソ連のスパイだった。
マッカーシーにより名指しを受けたロークリン・カーリーは、
ルーズベルト大統領の特別顧問だったが、
ベノナによりソ連のスパイであることが確かめられた。
(引用、以上)
日本のインターネット(textream)には、このような書き込みがあります。
「アメリカのやったことは、共産主義の防波堤たる日本を潰して、
盟友であった中国国民党を裏切り、
将来、自分たちの敵となる共産中国を現出し、
朝鮮半島を二分して未だに戦争状態にある半島まで現出してしまったということです」
「アメリカは、コミンテルン(ソ連)のために、大日本帝国と戦争をした」
(以上、引用)